【一長一短を知る】ネイルスクールのメリットとデメリット

【一長一短を知る】ネイルスクールのメリットとデメリット

ネイルスクールに通うメリット①講師の技術を見て正しい技術が学べる

ネイルスクールの大きなメリットと言えば、やはりライブで正しい技術が学べる点でしょう。
お金を掛けずにネイル技術を学ぼうと思えば、市販の教本やDVDを購入して独学する事も可能ですが、本やDVDは目の前で講師がきちんと教えてくれる学習法ではなく一方通行なので、

爪やすりの使い方はこれで正しいのか?

非筆の使い方や動かし方に問題はないのか?

といった疑問に答えてくれる事はありません。

自己流で学んだ技術で試験に臨んだとしても、試験の規格に合っていなければ不合格になり、さらにどこがどう悪かったのか?どうすれば合格出来るのか、きちんと指導してくれる講師がいないと上達は見込めません。

世の中には自己流で合格してしまう天才ネイリストもいるようですが、正直ごく一握りです。
正しい技術を学ばなければプロネイリストとして信頼され、仕事を任せてもらえません。正しい技術をスムーズに学びたいならネイルスクールに通うのが一番です。

ライブで教えてもらえるメリットは「間違った施術を即矯正してもらえる」点にもあります。ネイルケアやジェルネイル施術のためにはたくさんのツールを使いますが、それらツールの使い方が間違っていればすぐに矯正してくれますし、正しい施術法はもちろんネイリストに与えられた時間には限りがあるため、効率的な施術法を教えてもらえるのも大きなメリットです。
当サイトでは、ネイルスクールの授業スタイルを比較した記事もあるので、そちらもぜひご覧ください。

②万全なフォロー体制で無駄がない

ネイルスクールはコースごとに「どの検定をどの認定級まで取得するか」「最終的にネイルサロンのネイリストや自宅開業を目指すのか」「趣味で楽しむ程度で良いのか」「JNA認定講師を目指すのかどうか」など、生徒の目的に応じたフォロー体制を作り上げています。
特に直営店を持つネイルスクールの場合、スクール在籍中にネイルサロンで実習体験が出来る所もあり、就職する前に自分の実力を確認したりサロンワークに直接関わる機会が得られます。

また検定の合格保証が付いているスクールなら、合格するまで何度でも補習が受けられるサービスもあり、多少の学費は掛かってもフォロー体制が整っている点は心強いです。
ネイル初心者の場合、どのようなステップで技能を学んでいくのかが見えにくいため、まずは入学説明会などでどのようなフォロー体制でどのレベルの技能が身につくのか事前にチェックしておくと良いでしょう。

また万全のフォローは学習だけではなく、就職時にもかなり有利に働きます。プロネイリストを目指している方は就職時のフォロー体制もチェックしておくべきです。

③就職に有利

有名な大手ネイルスクールを卒業すると、それだけで「〇〇ネイルスクールの卒業生」と言う肩書が付き、就職に有利になります。
もちろん民間資格を取得していればそれだけでも就職には有利ですが、長年多くのネイリストを輩出しているネイルスクールは就職先に太いパイプが出来ているので、就職時に「こんな会社の求人があるのか?」と思うような求人情報を教えてもらえる事もあるようです。

またネイルスクールによっては直営店を複数展開している所もあるので、卒業生が優先的に直営店に就職出来るケースもあるようですね。
ネイルスクールを卒業すると就職先をどこにするかという問題もあるため、就職に関するフォロー体制が整った学校なら安心です。

④ネイル関係の人脈が広がる

ネイルスクールにはたくさんの生徒が集まって来ます。生徒同士で仲良くなって励まし合ったり相談し合えるのはとても素晴らしい事です。
同じ志を持つ仲間が出来ると、検定の受験時や就職時にも相談出来ますからね。

他にもネイル講師やスクールの事務職員などとも関わりが出て来るので、就職前に色んなネイルサロンを紹介されたり、講師のアドバイスがもらえたりと、独学や通信教育とは違い「人との直接的な関わり」が生まれるのがネイルスクールの大きな魅力です。
僕の場合は男なので仲の良い同級生を見つけるのがなかなか大変ですが、ネイル関係の人脈が広がるのはメリットです。

デメリット①生徒数に対して講師数がたりてない場合がある

ネイルスクールは、メリットだけではなくデメリットもあります。デメリットの一つが生徒に対して講師の数が足りていない、と言うケースですね。

ネイルスクールのパンフレットを見ても綺麗に撮影された表面的な写真ばかりで、実態は良く分かりません。
学校の見学に参加して、実際の授業をチェックするのは忘れないでください。
見学会で講師の数が足りていない現実を見せる事はまずないと思います。

現在の講師の数を教えてください

生徒に対して講師の数は足りていますか?

見学会で質問ができるなら、このようなストレートな質問をしてみてください。

もし誠実に対応してくれる学校であれば具体的な数字を挙げて説明してくれるはずです。

資料が手元にないので…

講師の数は足りていますよ、心配しないでください

など具体的な説明を避ける学校はちょっと怪しいかもしれません。

②スクールに通える期間が決まっている

ネイルスクールは標準的な学習期間があらかじめ決められており、「〇〇コースは2年半で修了予定です」「〇〇コースは1年で修了出来ます」と学習期間の目安が設定されています。
ネイルスクールは次々に新しい生徒が入ってきますので、古い生徒がいつまでも学校に居座り続ける事は出来ません。時間に拘束されるのがデメリットです。

どれだけ家事や仕事、大学の勉強が忙しくても、必ず期限までに学習を終えて修了しなければならないのがネイルスクールのデメリットと言えますね。
ただ、期限を設定されているからこそ「決められた期日までにしっかり学習を終わらせよう」と言う意識が持てるのですが、そのためにはスクールへの通いやすさや講師の質、授業の分かりやすさ、楽しさなどの魅力が必要です。

授業が苦痛では検定試験も無事に合格出来ませんから、やはり事前の学校見学は重要ですね。

③学費が高い

ネイルスクールに通うにはお金が掛かります。JNA認定校でプロネイリストコースを選択すると学費が約100万円以上掛かるケースもあります。
100万円を稼いで授業料として納入するのは実際かなり大変ですね。

スクール側も学費の高さを認識しているのか「今月入学すれば入学金免除」やローン払い、クレジットカード払いなど分割納入に対応している所も多いです。
高額な学費が必要なので「このネイルスクールで学ぶ価値はあるだろうか?」と考えながらスクール選びをしてください。
もしネイルスクール選びに失敗するとお金をドブに捨てる事になりますからね。