JNA認定校って?知っておくべき特徴とメリット!

JNA認定校って?知っておくべき特徴とメリット!

厳しい条件をクリアしたスクールのみ認められるJNA認定校

世の中に星の数ほどあるネイルスクール。
ところがネイルスクールと言っても、講師や設備の質などは正直外部からは良く分かりません。
そこで他のネイルスクールと差別化するため、JNA認定校として指定してもらう学校もあります。

JNAとはNPO法人日本ネイリスト協会の事で、ジェルネイル技能検定試験やJNA認定ネイルサロン衛生管理士を主宰しているのもJNAです。
JNAは日本におけるネイリストの技術向上やネイルの普及、また消費者の保護のために活動しています。
1985年に発足して以来すでに30年以上の歴史あるJNAが、あらかじめ決められた基準に合致するネイルスクールをJNA認定校として認め、それに見合たメリットを与えるのが認定校システムです。

認定校として認めてもらうには、JNA認定校申請説明会への参加は当然の事、JNA認定講師の数やカリキュラム、設備、学則など、あらかじめ決められた基準をクリアしなければなりません。
認定校申請時にすでに1年以上、スクールとしての実績も必要なので開校前のネイルスクールがいきなり認定される事はありません。

「きちんとした活動実績があり・JNAの基準を満たす」ネイルスクールのみが認定され、学校のHPや校内にJNA認定校である事を周知出来るようになっています。
どんなネイルスクールでも認定してもらえるわけではないのです。

引用:http://www.cherie.jp/system/

JNA認定校に通う人が受けられる様々なメリット

JNA認定校は厳しい基準をクリアしたネイルスクールだけに認定される特別な称号です。
そんなJNA認定校に通う生徒も様々なメリットが享受できます。そのメリットをご紹介しましょう。

JNAが主催する検定の優遇措置

JNAジェルネイル技能検定試験はジェルネイル施術のレベルを証明する大変重要な資格です。
JNA認定校の場合、このジェルネイル検定の初級は実技試験なし(筆記試験あり)で資格が取得出来ます。

初級の場合は校内でメーカージェル授業を10時間受け、実技チェックを受けて規定に合格すれば実技はOK!
実技チェックに合格すれば筆記試験に進み筆記も合格すれば初級は合格です。
中級・上級試験も校内での試験になるので検定受験は非常にスムーズだと感じます。衛生管理士講習会も校内受講です。

セミナー受講料の割引

JNA主催のセミナーを受講する場合、その受講料が割引になります。
またJNA個人正会員の入会金が免除される特典あり。
JNA正会員になると特典も多いです。

JNA主催コンペ出場料割引

「全日本ネイリスト選手権」などJNA主催のコンペティションへの参加費が割引になります。
コンペで優秀な成績を収めるとネイルサロンや有名人から声が掛かる可能性もアップするので、自信のある方は是非参加してみてください。
ちなみに僕はまだそのレベルまで達していません。

一番大きいメリットはJNA認定講師の受験資格が得られること

将来JNA認定講師を目指そうとしている方は、認定校を卒業しておく方が断然有利です。
なぜなら認定講師の試験を受けるための条件に「JNA認定校を卒業している事」という条件があるためです。
もし認定校を卒業していない場合、必要な単位を取得するためにJNA認定校で学ばなければならないので時間とお金が余分にかかってしまいます。

「JNA認定講師になる気は全然ない」と思っていても、将来どう転ぶのかは分かりません。
検定試験での優遇措置もある事から、出来るだけJNA認定校を選んでおく方が無難ではないでしょうか。

唯一のデメリットはネイルスクール費用が高いこと

JNA認定校は生徒が様々なメリットを享受できるのですが、唯一のデメリットはスクール費用が高い事です。
JNA認定校として認めてもらうためには、説明会への参加や申請など事務手続きは当然ですが、

  • JNA法人正会員入会金10万円納入
  • JNA法人正会員年会費12万円納入
  • JNA認定申請費5万円納入
  • 申請承認後の登録料25万円納入

などざっと50万円以上の経費が掛かります。
これら経費や事務作業費は結果的に生徒の授業料に転嫁されていきますので、どうしてもJNA認定校の方が学費が割高になってしまうのは仕方ありません。
ただ認定校のメリットも当然ありますので、どこまで授業料を許容出来るのか、メリットと費用を天秤にかけて納得出来るのかなどは個人の判断になりますね。