男性のネイリスト志望者はネイルスクールの比較がとても重要

女性に比較してネイルスクールに通う男性は少ない

はじめまして。現在、代官山の美容室で美容師をしながらネイルスクールに通っているヨウタ(22歳・男性)です。
実は『男性ネイリストはネイリスト全体の約1%しかいない』と言う話もあり、かなり希少な存在となっています。
そもそもネイリスト志望の男性が少ないので、ネイルスクールに通う男性もかなり少数派です。肩身が狭いのは仕方ありません。

ところでご存知でしょうか?ネイルスクールでは、入学にあたって以下のような条件を出している学校がほとんどです。

  • 義務教育を修了している事(中卒以上であればOK)
  • 入学金や授業料をきちんと納付出来る事

中学校を卒業しており学費をきちんと納入出来るなら、高校生や中卒の方でも入学出来るわけですね。
この条件に「男性は入学不可」を掲げる学校はありません。
ネイリストは実力さえあれば10代の若い子でも、50代以上の方でも、男性でも誰でも出来る仕事です。

男性だからネイルスクールに通えないのでは?入学拒否されるのでは?

と言う心配はまずありません。
男性歓迎のネイルスクールもありますからね。

けれどネイルの世界は女性ネイリストが多く活躍しており、実際に入学すると生徒はほぼ女性です。
たくさんの女性に混ざって授業を受けなければならない事や女性講師が多い事、就職先も「男性ネイリストお断り」のネイルサロンがある事などから、心理的に「男性はネイリストになりにくい」「ネイルスクールに通いにくい」面があるのも事実です。

ネイルスクールの講師は女性が過半数をしめる

ネイルスクールの講師も女性が大半を占めています。
校長も女性である事が多いです。男性同士なら気軽に質問したり冗談を言い合ったり出来るのですが、女性が相手だと言葉遣いなどに多少気を使います。

ただネイル技術に関する質問(サンディングやキューティクルニッパーの使い方など)などはしっかり教えてもらえるのですが、女性講師が男性に授業を行うのはやはり気を使うのではないかと思います。女性同士だと手と手が触れ合ってもあまり意識はしませんが、男性だと近づきにくいのではないかと心配になりますね。

資格が順調に取得出来て、さあ、卒業。ネイルサロンで実際に働こうと考える段階になるとサロンワーク研修で男性ネイリストがきちんと仕事出来るのかどうかも心配です。
ネイルサロンでは「男性ネイリストお断り」のお店もあります。

男性ネイリストの卒業後の就職先

ネイリストの99%は女性なので、男性ネイリスト自体がかなり珍しいです。
そのため一般的なネイルサロンは「男性ネイリストを雇用する」と言う意識があまりないのが現状で、同じくお客様も女性が多いため「男性ネイリストは雇用しない」とアナウンスしているお店もあります。

ネイルスクールでは卒後に就職出来るネイルサロンを紹介してくれるのですが、中には「女性ネイリストのみ採用」「女性客のみのお店」などもあり、男性ネイリストが就職しにくいお店もあります。
ネイルスクールに入学する時には「将来、ネイルサロンへの就職を考えています。男性でも就職出来るお店を紹介してもらえますか?」と念押ししておく方が無難です。

ネイルスクールの授業スタイルを事前に知っておく

ネイルスクールの授業スタイルには大きく分けて以下のようなものがあります。

  • フリータイム制
  • クラス制
  • マンツーマン制

フリータイム制は仕事をしながら、または専門学校や大学に通いながらネイルスクールで勉強したい方に適しています。
開講している時間帯であれば(例えば朝10時から夜9時までなど)いつでも授業の予約が出来、好きな日にちに好きなだけ勉強出来るシステムです。

仕事をしていると、どうしても急に残業が入ったり土日が潰れる事もあります。特に美容師はシフト制なので土日でも仕事が入る事も多いです。
そこで「今週は月曜日と水曜日なら授業が受けられる」「午後からなら授業に出られる」など、生徒の空いた時間に自由に授業が受けられるのがフリータイム制です。

逆に時間割がしっかり決まっており、その時間割通りに授業を受けるのがクラス制です。
土日など週末だけ授業を受けられるクラスもあり、生徒の都合に合わせて学べる点はフリータイム制と同じですが、フリータイム制よりも制約が多くなるのが特徴となります。

マンツーマン制は、生徒と先生が1対1で授業を行うスタイルの事で「たくさんの女性に混ざって勉強するのは気が引ける/かなり抵抗感がある」などの場合、このスタイルはかなり有利です。
教室にどれだけたくさんの女性がいても、他の生徒の目を気にせずに授業が受けられるからです。

これからネイルスクールに通って勉強したい方は、授業スタイルにも目を向けてください。
ちなみに僕は昼間は美容師の仕事をしているので、フリータイム制のスクールを選択しました。

取得したい資格の取得に対応しているかも重要

プロのネイリストになるためには、まず民間資格を取得する事がとても大事になります。
ネイリストには国家資格がないため、経験や技術がなくても「私はネイリストです」と言えば誰でもプロネイリストとして仕事が出来る環境だからです。

もちろんネイリストとしての技能や知識が一切ないのに「ネイリストです」と言って仕事をすれば、施術ミスでグリーンネイルやジェルネイルの剥がれなどのトラブルが発生しクレームに繋がるリスクもあります。
そこで多くのネイルサロンでは採用にあたって「有資格者」を希望しています。

ネイリスト関連の資格と言えば・・・

  • JNAジェルネイル技能検定試験
  • ネイリスト技能検定試験(JNEC主催)
  • JNA認定ネイルサロン衛生管理士

これらの資格が有名ですし、特にジェルネイル技能検定試験やネイリスト技能検定試験はお客様への施術と直結しているためネイルサロンでも重視している民間資格になります。
これら資格がきちんと取得出来るのかどうか、どの級まで取得出来るのか?資格取得にはどれくらいの期間が必要なのかなど、事前にチェックしておくのがお薦めです。

ネイルスクールの所在地も通う上で大切

ネイルスクールは定期的に通わなければなりませんので、駅やバス停に近く通いやすいかどうか、開講時間が長く朝から夜まで受講出来るかどうかも重視した方が良いです。
自宅や職場から遠いネイルスクールだと通うのに時間とお金が掛かり、結果挫折する事にもなりかねません。

スクールを決める前に入学説明会で現地をチェックし、自宅からどれくらいの時間が掛かるのか、電車代やバス代はいくら掛かるのか、卒業までに何回通わないといけないのかなどをチェックし、費用負担に耐えられるかどうかを良く考えてください。

または郊外や東京近郊ではなく、東京・表参道にあるネイルスクールtriciaのように一流のスクールであるかどうかも重要でしょう。
こちらのサイトのように東京都内に絞ってネイルスクールを比較している情報サイトもあるので、各スクールの特徴を比較してどこが自分の希望に合っているのか入念に検討する事を強くオススメします。

引用:ip6.ipserver.jp